海外学校関係者の方

日本人学校等学校採用教員 現役学校採用教員レポート

Yさん

深セン日本人学校
2021年度赴任

前職は東京都公立小学校非常勤講師(体育)

応募のきっかけ

私は日本人学校の勤務が2校目になります。講師として勤務していた小学校に、コロナの影響で帰国した児童が転入してきたことをきっかけに、もう一度在外教育施設で働きたいと思うようになり応募いたしました。以前勤務していた日本人学校とは規模や雰囲気が違うところに興味を惹かれ、深センを希望しました。

学校の様子

私が赴任したころは200名に満たなかった人数も、現在は小中合わせて250名ほどになりました。多くの日本人学校と同様、転出入が頻繁で、今年度中に15人以上増えた学年もあります。校舎はもともとオフィスビルだったこともあり、教室の大きさも不揃いで、グラウンドは狭く、体育館はありません。中国には午睡という文化があるため騒音に配慮しなければならない時間帯は屋外での活動ができません。日本と同じ環境とは言えませんが、先生方は工夫して授業をしています。

現地での生活

こちらに来て防犯カメラの数の多さに驚きましたが、その分治安が守られているので、安心して生活できています。日中関係から注意が必要な日もありますが、保安員さんや警察の方なども学校に協力してくれています。英語はほぼ通じない地域ですが、ネット通販やデリバリーが進んでいるので、中国語があまりできなくても生活には困りません。コロナ政策で赴任時は2週間隔離、その後のロックダウンも経験しましたが、ようやく規制が緩和され、自由に行動できるようになりました。まだまだ深センの知らないところがたくさんあるので、機会を見つけて出かけてみようと思っています。

これから応募を考えているかたに一言

1校目に赴任した時は、教員経験がありませんでしたし、深センに赴任するまでは養護教諭の経験がありませんでした。日本全国からすばらしい先生方が派遣されているので、とても心強く、勉強になります。教員経験が無くても先輩の先生方が丁寧に指導してくれますので安心してください。未経験での赴任は、不安でしたが思い切って挑戦して良かったと思います。

登校時の様子です。各自、個人用QRコードを機械に読み込ませて検温をしています。

休み時間はドッジボールやサッカーが人気です。けがが無いよう見守ります。

各学級の清掃のほかに、縦割りグループで清掃をする日もあります。

ドローンショーやプロジェクションマッピングがよくあります。近くの公園で春節バージョンのショーがありました。

一日のスケジュール

06:00 起床           

テレビを観ながらゆっくり朝の準備をします。
07:10 自宅を出発     学校まで徒歩15分程度です。自転車で通勤することもあります。
07:30 出勤    月曜日は職員朝礼があります。

07:40 児童・生徒登校 

登校してくる児童生徒を出迎えます。コロナ対応で、現在は入校前に全員検温をしています。

08:30 授業開始   各クラスの健康観察簿をチェックします。
12:20 昼食 児童生徒はお弁当持参か、和食屋さんのお弁当を注文しています。お弁当屋は職員も注文できます。
15:45 児童下校 スクールバスは5台運行しています。職員全員で手を振って見送ります。

16:00 会議など

職員会議や分掌会議、学部会議などが入る日もあります。
16:55 部活動終了   中学生は週2回部活動があります。
17:30 退勤 消毒、洗濯など環境整備をします。保健日誌を管理職へ提出して退勤します。
18:00 帰宅    自宅でゆっくりする日もあれば、先生方と食事に行くこともあります。
23:00 就寝 明日に備えて、早めに寝るように心がけています。