海外学校関係者の方

日本人学校等学校採用教員 現役学校採用教員レポート

Tさん

シンガポール日本人学校クレメンティ校
2019年度赴任

前職は小学校

応募のきっかけ

昔から海外で働いてみたいな〜というぼやっとした夢がありました。日本で教員をして5年目のときに、知り合いから海外子女教育振興財団というものがあると聞き、昔からあったぼや〜とした夢が叶うのでは!と思い応募しました。

学校の様子

私の勤務するシンガポール日本人学校小学部クレメンティ校は、約800人弱の児童生徒が学んでいます。1年生から6年生まで、各学年4、5クラスあります。授業は楽しく学び、休み時間にはグラウンドで汗びっしょりになるまで遊ぶというように、普段の学校の様子は、基本的に日本の普通の小学校とほとんど変わらないと思います。一年を通してたくさんの行事があり、子どもたちが一生懸命に取り組んでいます。日本の学校と違うところは、体育で水泳の授業が一年中あるということです。更に、ネイティブの先生たちによる、少人数のレベル別の英会話の授業だけでなく、水泳と週1回の音楽の授業もローカルスタッフが英語で担当します。また現地の小学校の子どもたちとの交流もあります。スクールバスでの送り迎えや、給食がなくお弁当、ということも特徴にあげられるでしょう。日本では毎日取り組む掃除の時間もこちらでは週に一度だけで、毎日放課後にクリーナーさんが各教室を掃除してくれています。

現地での生活

正直、不安が無かったと言えばウソになります。ここに来るまでは、ずっと実家暮らしで1人暮らし自体が初めてなのに、更にそれが海外な訳ですから。でも、赴任が決まってから、先輩の学校採用教員から連絡があり、お世話係りとして色々な疑問に答えてくれたり住居などの準備をしてくださったりして、また、一緒に研修をうけた同期の学校採用教員の仲間とも連絡を取り合っていたので、スムーズに赴任する事ができました。あと、住居は外国人向け住宅ということでかなり広いところで、ちょっと贅沢なくらいです。 休日は、ソフトボールをしたり、ウクレレを習いにいったり、近所に住む先生と買い物に行ったり、現地語の勉強をしたりと結構充実しています。外国語は苦手な方なので、生活するうえでは苦労することもありますが、少しずつ慣れてくると思います。ちなみに、日本人学校で仕事をするうえでは外国語のスキルは全く必要ありません。ただし、英語の先生は別ですよ(笑)

これから応募を考えているかたに一言

自分自身おおきく成長できたと思っています。ここで培った経験が将来にきっと役立つと思いますので、応募を考えている方がいたら是非チャレンジしてみてください。

殆どの子どもたちの登下校は、スクールバスで行われています。放課後には23台のバスが並びます。

チャイニーズニューイヤーのライオンダンスです。全校生徒が体育館に集まって、鑑賞します。

クリスマス特別レッスンの様子です。

ディパバリ特別レッスンの様子です。

一日のスケジュール

06:00 起床           

眠い目をこすりながら起床。朝は軽くパンとコーヒーを取ります。
06:40 自宅を出発     バスを利用して通勤しています。
07:10 出勤    とにかく学校は朝が早い!

07:30 児童・生徒登校 

殆どの児童はスクールバスで通学しています。

08:30 授業開始   朝の会は8:00〜始まります。
12:10 昼食 給食は無いので、みんな弁当を持参してきます。暑い国なので保管は慎重に・・・
15:20 児童下校 ひとまず、小学部の児童は下校するのでスクールバスを見送ります。

16:00 職員会議

職員同士の情報共有はとても重要なのでいつも真剣です。
18:00 業務終了   教材研究や授業の準備などを終えて一日終了!
19:00 夕食 同僚と食事を取りながらちょっと一杯。ホーカーご飯は安いですが、日本食などのレストランは少し料金が高め。
21:30 帰宅    シャワー文化ですが、稀にバスタブがついているお家も!ビニール風呂を買うこともできますよ。
23:00 就寝 明日の準備をして、インターネットなどを見てリラックスしてから就寝。明日も頑張るぞ!