海外学校関係者の方

日本人学校等学校採用教員 現役学校採用教員レポート

Kさん

シンガポール日本人学校クレメンティ校
2020年度赴任

前職は小学校

応募のきっかけ

一言で表すなら、「海外に住んでみたい。」です。田舎育ちですので、普段の生活では外国人に会うことすらありません。しかし、英語の学習をしたり外国の映画を鑑賞したりするうちに、海外にはどんな人が住んでいるのか、どんな言葉を話すのか、そこにはどんな文化が根付いているのか知りたくなりました。
 教員生活をスタートして5年が経過する頃に、自分の今後の人生プランを真剣に考えました。そして、学生の頃からずっと抱き続けていた「海外に住んでみたい。」という夢を叶えるためには具体的にどうすればよいのかを調べ始めました。そこで、海外子女教育振興財団のホームページを見つけ、説明会に足を運びました。そこから応募に繋がりました。

学校の様子

 私の勤務するシンガポール日本人学校小学部クレメンティ校は、約800人弱の児童生徒が学んでいます。1年生から6年生まで、各学年4、5クラスあります。授業は楽しく学び、休み時間にはグラウンドで汗びっしょりになるまで遊ぶというように、普段の学校の様子は、基本的に日本の普通の小学校とほとんど変わらないと思います。一年を通してたくさんの行事があり、子どもたちが一生懸命に取り組んでいます。日本の学校と違うところは、体育で水泳の授業が一年中あるということです。更に、ネイティブの先生たちによる、少人数のレベル別の英会話の授業だけでなく、水泳と週1回の音楽の授業もローカルスタッフが英語で担当します。また現地の小学校の子どもたちとの交流もあります。スクールバスでの送り迎えや、給食がなくお弁当、ということも特徴にあげられるでしょう。日本では毎日取り組む掃除の時間もこちらでは週に一度だけで、毎日放課後にクリーナーさんが各教室を掃除してくれています。

現地での生活

 初めての海外生活で想像してもしきれない部分があり、きちんと生活していけるのか心配な部分が多少なりともありましたが、シンガポール日本人学校の先生方、そして事務局の皆様のおかげで、衣食住を整えることができ大変感謝しております。
 シンガポールでの生活は、日本(田舎)にいる時よりも快適です。公共交通機関が発達しており、国内どこでも簡単に移動することができます。電子決済も発達しており、現金の持ち歩きがなくなりました。(ホーカーセンター:ローカルレストラン では現金が必要です。)また、ユニクロ、ダイソー、ドンキ、スシロー、トーキューハンズなど多くの日系企業が進出しており簡単に日本の物が手に入ります。とても暮らしやすいです。
 この国は、中華系・マレー系・インド系など多民族国家ですので多文化が根付いています。小さな国ですが、中国やマレーシアやインドに旅している気持ちになることができて、なかなか面白いですよ。

これから応募を考えているかたに一言

 一歩踏み出せば、見える世界が変わります。そこへ行けば、新しい人と出会い、新しい価値観に触れ、新しい経験を積むことができます。まだ人生は変えられます。あなたの挑戦を応援しています。

殆どの子どもたちの登下校は、スクールバスで行われています。放課後には23台のバスが並びます。

チャイニーズニューイヤーのライオンダンスです。全校生徒が体育館に集まって、鑑賞します。

クリスマス特別レッスンの様子です。

ディパバリ特別レッスンの様子です。

一日のスケジュール

06:00 起床           

眠い目をこすりながら起床。朝は軽食をとります。
06:40 自宅を出発     バスを利用して通勤しています。
07:10 出勤    とにかく学校は朝が早い!

07:30 児童・生徒登校 

殆どの児童はスクールバスで通学しています。

08:30 授業開始   朝の会は8:00〜始まります。
12:10 昼食 給食は無いので、みんな弁当を持参してきます。暑い国なので保管は慎重に・・・
15:20 児童下校 ひとまず、小学部の児童は下校するのでスクールバスを見送ります。

16:00 職員会議

職員同士の情報共有はとても重要なのでいつも真剣です。
18:00 業務終了   教材研究や授業の準備などを終えて一日終了!
19:00 夕食 同僚と食事を取りながらちょっと一杯。ホーカーご飯は安いですが、日本食などのレストランは少し料金が高め。 
21:30 帰宅    シャワー文化ですが、稀にバスタブがついているお家も!ビニール風呂を買うこともできますよ。
23:00 就寝 明日の準備をして、インターネットなどを見てリラックスしてから就寝。明日も頑張るぞ!