日本人学校等学校採用教員 現役学校採用教員レポート
Tさん
ジャカルタ日本人学校
2020年度赴任
前職は学生
応募のきっかけ
グローバル化が進む中、日本人学校で勤務をすることで異文化や世界の出来事に先入観を持たず、観察し多様な見方や柔軟な考え方を持って子供たちを指導し、多文化共生社会の担い手を育てられる教師の能力が得られると思いました。そして、経験豊富な派遣教員の先生方と密にコミュニケーションが取れる環境は、自身のスキルアップが望めると思いました。
学校の様子
ジャカルタ日本人学校は創立50年を越える歴史ある学校でした。全室エアコンが完備され、小学部と中学部のそれぞれの体育館にもエアコンが完備されています。また、小学部と中学部にそれぞれパソコンルーム、プールがあり、子ども達が体を動かせる広いグラウンドがあります。子ども達はとても素直で、ジャカルタ日本人学校愛をもち、何に対しても前向きです。
部活動や、小学部と中学部が一緒に取り組むJJSフェスティバルや体育祭など、大きな行事を盛んに行っています。また、全教員にPCやiPadを用意し、児童生徒分のchromebookも導入するなどICT機器も充実させて授業を行っています。
インドネシア語と英会話は、ネイティブによる授業を小学部1年生から週に1〜2時間行い、グループ別の少人数指導をしています。
体育では年間を通してプール学習に取り組んでいます。学校独自の水泳検定級を設定し、泳力を身につけながら体力向上を目指しています。
現地での生活
海外での生活をしたことがない私でしたが、ジャカルタの生活は不自由の少ない暮らしであると思います。ジャカルタの中心から外れている場所に住居があるため、日本人が利用する施設には車で30分ほどかかりますが、日常雑貨・食べ物・病院などの必要なものは全て揃っています。
外国人向けのアパートのため、プール・テニスコート・ジムなどがあり、休日も充実した環境で過ごせています。
これから応募を考えているかたに一言
私が考える応募するときの心構えは「期待しない」です。東南アジアの生活がどのような環境か分からなかった私は、赴任する前から「お湯は出なくてもいいや」「インドネシア料理しか食べれなくてもいいや」と、生活に全く期待していませんでした。そのような気持ちで赴任すると、生活水準の高さに感動し、充実感のある生活がおくれると思います。募集するときには不安しかありませんでした。しかし、今は一歩踏み出してジャカルタ日本人学校に応募したことに満足しています。ここでは、日本では経験できないことがたくさんあります。
体育祭応援練習の様子 小中が同じ校舎のため非常に大きいです。
小学部、中学部それぞれ全面芝の大きなグラウンドがあります。
インドネシア料理「ナシゴレン」 イスラム教の国ゆえお酒が高いのが難点
アパートについているプール こんなところ日本ではまず住めない…
一日のスケジュール
05:15 起床 |
大学のころは寝坊を繰り返していた私ですが、仕事となると自然と起きられるようになるのが不思議です。 |
06:15 自宅出発 | 軽く朝食をとって、朝ぶろに入り、運転手さんのいる車で通勤します。 |
06:40 学校到着、出勤 | 子どもが来るまでに教室整備などを行います。 |
06:50 朝の打ち合わせ |
出欠情報など、学年で情報を共有します。 |
07:00 生徒が登校 | 生徒の多くはスクールバスで登校します。 |
07:30 朝の会 | 健康チェックと朝活動 |
07:45 授業 |
この時間が一番楽しいです。生徒は皆真面目に、活発に授業を受けています。14:05まで。 |
14:30 生徒下校 |
1日が終わったなと思う瞬間です。 |
17:30 退勤 | 私は仕事が遅いので、平均してこの時間まで残って仕事をしています。 |
18:30 夕食 | 日本のUber Eatsのようなサービスがインドネシアは充実しているので、たいてい夕飯はデリバリーです。 |
19:00 フリータイム | 趣味に時間を費やします。 |
22:30 就寝 | このくらいの時間に寝ないと寝坊が怖くてぐっすり寝られません。 |