海外学校関係者の方

日本人学校等学校採用教員 現役学校採用教員レポート

Mさん

ジャカルタ日本人学校
2020年度赴任

常勤講師(中学校英語) 和歌山県にある高野山の学校に勤めていました。生徒数の減少により学校が休校になることから、子どもとともに広い世界で働ける場所を探し始めました。

応募のきっかけ

「世界を股にかける人間」になりたいと昔から夢見ていたことと教員という仕事が好きということから、その両方を叶える職業がないか探していたところ日本人学校教諭という選択肢を見つけて即応募しました。インドネシアという国を選んだ理由は、過去に働いていた学校のそばにいた音楽家の方がお勧めしていたので、同じようにこの国の文化や生活様式に触れたいと考えたからです。

学校の様子

ジャカルタから地理的に近い位置にある学校で、校庭や校舎が非常に大きく児童生徒数も多い小中学校です。感染症のため一時的に児童生徒数は減ったものの、コロナ禍以前の賑やかな様子に戻ってきました。敷地内には幼稚園もあり、縦割り活動を積極的に取り入れています。子どもたちは7:00には学校がレンタルしているタクシーバスで登校し、14:30にはバスで下校します。その間、子どもたちは落ち着いて学習に取り組み、芝生の運動場でよく運動し、毎日元気に過ごしています。

現地での生活

インドネシアは年中温暖な気候で過ごしやすく、オンラインでの買い物や宅配サービスがとても発達しています。学校からは広く素敵な家を準備してくださり、とても落ち着いて生活できています。ジャカルタにあるショッピングモールもたくさんあり、「ものがない」「生活が不便」ということは全くありません。

これから応募を考えているかたに一言

日本と取り巻く環境が違います。子どもたちの育ってきた地域がそれぞれ違います。日本人学校だからといえど自分が信じる「当たり前」は決して当たり前ではありません。目の前の子どもの背景を考え、また色んな先生との違いを楽しめる場所です。自分自身を変化し続けることに前向きな方であれば、必ず人生の糧になります。ぜひ頑張ってください。

広い校庭でみんな遊びます。

文化祭で使うスパンドゥックという垂れ幕です。子どもたちは毎年デザインしています。

インドネシアには猫がいっぱい。猫好きの私は毎日写真を撮りました。

一日のスケジュール

05:00 起床

弁当の準備・出勤の準備など。
06:00 出勤 学校の用意してくださっている校用車に同じ敷地内の同僚と乗り合って出発します。
06:20 到着     簡単に朝の打ち合わせなどします。

07:00 勤務開始

子どもたちがやってきます。朝の健康観察や宿題チェックなど盛りだくさん。

07:55 午前の授業スタート  日本のカリキュラムの他にインドネシア語の授業や充実した英語の授業などがあります。
11:25 昼食〜昼休憩 ご飯を食べたら、みんな汗だくになるぐらい遊びに行きます。
12:15 午後の授業スタート 眠くても、疲れていても、みんな楽しく頑張ります。

14:30 お見送り

バスで帰る子どもたちを教員全員でお見送りします。何十台もバスが発車していく光景は壮観です。
15:30 勤務終了   会議等もあります。授業準備もあるので、そこから2時間程度は学校にいます。
18:00 退勤 家に帰ります。時にはジャカルタに出て美味しい食事を食べに行きます。
22:00 就寝    次の日の準備や家事をして寝ます。ハウスキーパーさんがいるので、家事も少なく楽させていただいています。