海外学校関係者の方

日本人学校等学校採用教員 現役学校採用教員レポート

Kさん

ニューデリ日本人学校
2020年度赴任

埼玉県の公立学校で2年間臨時採用教員をしていました。

応募のきっかけ

大学時代、海外でも学校の先生になれることを知りいつか海外で働いてみたいと思っていました。大学卒業の時には、養護教諭として一人で働くことに不安もありましたが、2年埼玉の小学校で働き、やっぱりずっと興味があるままでいるのなら一度挑戦してみようと思い応募しました。

学校の様子

私の勤務するニューデリー日本人学校は、現在約170人の児童生徒が学んでいます。コロナ以前は、300人規模の子どもがいましたが、70人程度まで減少、その後徐々に子どもたちが戻ってきたり、新しい児童生徒が転入してきています。コロナによる感染拡大が何度か続き、学校閉鎖、オンライン授業そして学校再開に向けて先生方と協力しながら頑張ってきました。今年度は4月から対面で学校生活を送ることができ、様々あった伝統の行事を感染対策について検討しながら実施することで子どもたちの成長の場を多く見ることができています。子どもたちはとにかく素直でかわいいです。養護教諭として働いていて日本とは違う医療事情や状況に戸惑うこともありますが、先生方はもちろん、スクールスタッフさんや保護者の方々、大使館等関係機関の方が大変親身に相談に乗ってくださる体制もこの学校の素敵なところだと思います。

現地での生活

インドに来た時は、道端の犬や牛、交通事情、雰囲気すべてに驚きながら毎日を過ごしていました。しかし、2年住むとすべてが日常、驚くことも少なくなってきています。笑 昨日急に工事を始めて道の半分に大きな穴が開いていると思うと次の日にはあとかたもなく片付いていたりとインドは本当にエネルギッシュな国です。私が住むデリーでは、ヒンディー語を話す人がほとんどですが、英語を話す人も多くいます。ニューデリー日本人学校では、それぞれ教員が個人でドライバーさんを雇っているのですが、お互いカタコトの英語を駆使しながら休日はいろんなところに連れて行ってもらっています。日本人会がやっているスポーツに参加したり、先生方と買い物にいったり、ご飯を食べに行ったりと充実した毎日です。

これから応募を考えているかたに一言

こちらに来て多くのことを学ぶことができています。日本ではあまり出会わない感染症、コロナ禍もあってのこの国の方針等に振り回され戸惑う面もたくさんありましたが、全国からきている先生方と一緒に意見を出し合い働くことができるこの環境に本当に感謝しています。応募を考えられている方がいたら、ぜひチャレンジしてみてください。

全校写真。児童生徒・先生・スクールスタッフさんみんなで校舎をバックに写真を撮りました。

運動会の様子です。カラフルな衣装をきて、インディアンダンスを踊りました。

日印の交流イベントで書道を紹介しました。日本の文化に興味を持ってくれていてとても嬉しくなる時間でした。

インドといえば、「タージマハル」。デリーにも世界遺産がいくつもあり、住んでいるところから10分で小旅行気分です。

一日のスケジュール

06:00 起床

アラームをいくつもかけ、やっと起床です。

07:00 自宅出発 学校から貸与される車で学校へ!ドライバーさんの安全運転に起きたばかりですが眠くなってしまいます…
07:15 出勤     子どもたちが来る前に環境整備。ACをつけ、インドの蚊取り線香のようなものの残量等チェックします。

08:00 職朝

朝の職員打ち合わせ。この時間にほとんどの子どもたちがスクールバスにて登校します。

09:00 出欠席の確認   担任の先生が朝確認してくれる出欠席の資料を回収しにいきます。お休みの子が少ない日はうれしい!
10:30 児童生徒の対応 けがや体調不良の児童生徒の対応をします。日本の保健室のようなほっとする場所を目指しています。
12:30 昼食 給食はないので、みんなお弁当を持参しています。

15:30 児童下校

小学部の下校。みんなでスクールバスのお見送りを行います。
16:00 会議打ち合わせ 職員会議や生徒支援会議等、情報共有をしながら学校生活・行事を行っています。
18:00 退勤  仕事を終え、退勤します。
19:00 夕食    自炊orデリバリーorどこかで先生たちと食べて帰るの三択です。自炊は多めに作って、次の日のお弁当に…
22:30 就寝 子どもたちに早寝早起きと声をかける分、自分も実行しようと早めに休みます。