教育活動等援助 過去の援助実績
ソウル日本人学校(平成21年度)
(1)学校名 | ソウル日本人学校 | ||
---|---|---|---|
(2)責任者名 | 校長 関谷 秀明 | ||
(3)担当者名 | 教諭 孕石 泰孝 | ||
(4)事業の名称 | 海外における安全教育「ソウルにおける安全マップ作成の試み」 | ||
(5)事案の概要 | 子ども達の安全意識を高め,いかにして身を守るかという見方を身につけさせることは子どもたちに必要な力である。多くの諸外国では治安の問題のために校外での体験活動実施が難しいこともあるが,韓国ソウルは比較的治安がよく,実際にまちを歩かせることができる。そこで,治安が良いというメリットを最大限に生かし,「安全とはどういうことか」「危険とはどういうことか」を,実感をもって学習できる安全マップの授業を実施した。 この安全マップの授業は,立正大学の小宮教授が提唱しているものである。犯罪社会学の研究成果,犯罪機会論では「(犯罪者が)入りやすく,(周りから)見えにくい場所」が危険な場所であるという。授業では,この見方が身に付くよう事前学習を行い,その後,保護者の協力も得ながらフィールドワークを行った。子どもたちは,普段,まちが「安全か危険か」という視点から見ることはなく,この学習によって,防犯安全の視点からまちを見る意識を高めることができた。韓国語で話すことが難しいためインタビュー活動ができなかったのは残念だったが,それ以外は,日本で行うのと全く同じように実践することができた。 学校周辺をフィールドとしたが,学習後には自分の住んでいる近くはどうだろうかと考えてみたり,危険だと思うところはあまり通らないようにしたりと,自分のできる安全対策などに意識が向く子どももいた。また,この授業を実施することで,安全への関心を高めてくれた保護者もいた |
||
(6)実施時期 | 2009年9月〜11月実施 | ||
(7)経費確定額 | 円貨換算額:438,460円 現地通貨合計額:5,801,700ウォン | ||
(8)成果物 | ・保護者ボランティア募集の手紙 ・保護者ボランティア参加者案内の手紙 ・学級通信 ・記録ビデオ(事前学習/安全マップ発表会の様子/事後学習) ・子ども感想文 ・授業実践の分析(上記「本事案の詳細」(報告本文)) ・授業実践内容 |
||
(9)写真等 |
事前学習の様子 事前学習板書1 事前学習板書2 フィールドワークの様子 安全な場所の例(子どもが撮影) 安全な場所の例(子どもが撮影) 安全マップ制作中の様子
完成した安全マップ2 安全マップ発表会の様子 |
||
財団援助額 | 215,000円 |