海外学校(在外教育施設)関係者のみなさま

在外教育施設事務長会議 2015年度開催内容 分科会C-欧米地区・補習授業校<8月7日(金) 13:00-14:00>

安全対策について

◆各校の安全対策の現状と課題
◆児童生徒管理システム、保護者への連絡手段等

各校の安全対策の現状と課題

  • 当地は安全だといわれており、特別な対応はしていない。ガードマンは授業の見回りと入館チェックに2名。事務所が移転して放送設備が使えなくなり、校内連絡用に全員に無線機用意した程度。
  • 4校舎あり、ガードマンは1名ずつ。1校舎は開放的なつくりでどこからでも進入が可能で、いつも何人置けば良いか議論になる。ウォーキートーキーは全員所持し、安全対策以外にも日常的にも使用している。
  • 正面玄関はオートロック。安全当番の保護者が詰めていて入退室を管理。保護者には入校パスを配付している。
  • 4月から中・高等部の校舎が変わったが現地校の生徒も出入りするためオートロックができない。保護者が詰めて管理し、入校者をチェックしている。警察には週1回、パトカーで来校し校内巡視をしてもらっている。
  • 4校舎あり。ガードマンを児童生徒数に応じて3〜4名雇用しているが、シリア事件後に在外公館から安全強化指示があり、各校に1名ずつ加配。ガードマンは外部からの侵入者、警察とのやりとりを担当。保護者には安全当番を依頼し(保護者会に委任)、休み時間の安全と授業中の子どものトイレ補助をしてもらっている。毎年各1回、地震・ロックダウン・火事を想定した避難訓練を実施。今後の課題は休み時間中にロックダウンになったらどうするか、子どもを保護者に引き渡す際の混雑をどう整理するか。これまでの避難訓練は形骸化していたが、担当が変わったこともあり、避難マニュアルを全て見直している。すると、第一避難場所にしていた場所には大きなガス管があることが判明し、マニュアルを現地校に合わせて作り直した。ワーストシナリオ、事務局の安全対策、ダミーカメラの設置、事務局に消火器の購入、避難はしごを2階、3階に設置、等の対策を練っているところ。
  • 広大な敷地で門や塀もない。校舎はこれまで散在していたが、できるだけ狭いエリアに集めた。カレッジのガードマンが1名おり、補習授業校以外にも全体を見なくてはならないが、足が遅く対応が不安。今回州政府に1名増員予算を要請。保護者に休み時間に外で安全管理を依頼。無線機はあまり使わず、携帯電話が繋がらないところをどうするかが課題。講師は携帯アラームを持っているが、校舎が頑丈なつくりなのでどこまで音が聞こえるのかも問題。
  • 当校では個人情報が保護者に漏れるケースがなんとなくあり、管理方法が課題。
  • 校舎内に不審者を入れないために、玄関ドアにモニター付きアクセスコントロールシステムを導入。全てオートロックで顔を確認し、入室後に受付で用件を記入してもらう。保護者については2枚のIDを渡している。
  • 一斉同時連絡システムを導入。PCにすべての電話番号を登録し、校長にコメント(現在ロックダウン中です、等)を録音しておき、いざというときに登録済みの携帯電話に一斉に流す。校内放送システムも新しくし、スイッチひとつで案内を流せる。ドアを最新式の鍵に変えた。とても高価だが、合鍵は作れず、ピストルで撃たれても入れない。監視カメラは外に11箇所、中に4箇所設置。無線機は緊急時の連絡用としても使用しているが、うまく聞き取れない。
  • 補習授業校は安全な地域にあるのでおおらか。2012年に近隣小学校が銃で襲撃されてから理事会や保護者会が過敏になった。校舎入口は1箇所。保護者ネームタグをしっかり確認。ガードマンはリタイアした警官や借用校から警備員を依頼。ただし借用校がオープンパブリックなので、補習授業校で制限しても人が入ることが可能。どうしたら良いか。
  • 日本人学校の校舎を借りているのでセキュリティ面で恵まれている。監視カメラは計48台。但し日本人学校の職員室にモニターがあり、詳細は2名のセキュリティスタッフに任せている。警察が頻繁に巡回してくれるので安心。
  • 先生は全員防犯ブザーを所持。緊急時は職員室から校内放送で指示する。殆どのクラスは教員2名体制で誘導。保護者1家庭に2枚のパスを配付。車両パスも1家庭1枚渡している。セキュリティがパスを確認して入校させる。
  • セキュリティ2名、リタイア警官1名を雇用。借用校はいろいろな団体に貸し出ししているため、外部から人が入ってくる。キャンパス内は囲って閉めるようにしている。保護者の安全当番は4名おり、一日学校内の指定場所にいることになっている。無線機は全ての教職員、PTA、図書室と安全当番が持っている。先日初めて休み時間にロックダウンを想定した避難訓練を行ったが、女子トイレはロックできたが、男子トイレはロックできず避難先とならないことがわかった。
  • 保護者パスはあるが機能していない。用務員は施錠を忘れる。無線機はつい充電を忘れてしまう。去年、借用校が変わりマニュアルが未完成で避難訓練も未実施。昼休みは保護者のボランティアが子どもの怪我等に対応。
  • 周りでロックダウンが起きたことがあり、初めてロックダウンの避難訓練を実施したが、幼稚園児が補習授業校を怖いと思ってしまった。
  • 日本人学校の校舎を使用。セキュリティが異なる駐車場にガードマン1名を配置。職務は車の誘導、外ゲートの施錠。中のゲートは半開きで、入口にガードマンが座る。お客さんはノートに記入、保護者は自由に出入り可。午後の低学年の授業後20分ほど、外の遊具場で子どもを遊ばせているときは保護者が見ているが、ややルーズになっている。監視カメラは3台しかない。職員室内で以前盗難騒ぎがあったので入口にカメラを増やしたい。
  • 入口はなるべく1つにすべき。保護者はIDを提示し、持っていない人は署名のうえシールをつけてもらう。現地校で雇っているガードマンが1人いる。退職された警官で現職警官との連携も深い。校内外の巡回と朝夕に車の誘導手伝いが職務。ドアはオートロックで時間外は完全施錠。安全当番が都度開ける仕組みで部外者が入れない。テロのこともあり在外公館との連絡は密にし、安全班にマニュアルを見てもらい修正した。現地校のマニュアルも確認して連携を図った。在外公館からの依頼で、警察にパトロールをしてもらったり、入口にパトカーを配置してもらっている。インターフォンシステムも使っており一斉連絡でロックダウン等を指示。年3回、ロックダウン、火災、竜巻の避難訓練を行っている。
  • ガードマンを昨年まで1名、今年から2名配置。主要教室を巡回する。保護者はウォッチング当番がありウォーキートーキーを持参して校長、事務長と連絡を取れる体制を作っている。周波数ライセンスを取っているので声が混線することはない。また、子どもの病気、緊急時等、状況に応じてチャンネルを変える。安全マニュアルは現地校のものに沿って作成。避難訓練は実際の逃げ方と違うマニュアルを使っている。出席簿に「実際の場合はどうすべきか」、火災・地震・ロックダウンについて記載している。現地校の安全管理者とリタイアした警官といつもマニュアルを確認・更新している。
  • ガードマンの職務とは? ⇒交通整理、保護者IDをチェック、校舎内の巡回。/足の不自由なガードマンがいて契約を見直そうとしたとき、ガードマンは事案発生時に警察に連絡することだけが職務であることがわかった。
  • ガードマンは拳銃を持っている? ⇒当州では拳銃を持ったガードマンは学校に入れない。/当地では警察が対応してくれる。
  • ガードマンの時給は? ⇒当地では30数ドルくらい。/当地では拳銃持ちで30ドル、普通の警備員は15ドル。
  • 保護者で暴力的な人がいた場合、対処するのは警備員それとも職員? ⇒保護者であれば職員が対応。/警察に対応してもらう。外部の侵入者も警察にお願いする。/小職に連絡してもらって、小職から警察に電話する。

児童生徒管理システム、保護者への連絡手段等

  • テキストと電話(スクールメッセンジャーを使用)による一斉同報システムを導入している。毎年1〜2回、子どもの引き渡し訓練を実施している。
  • 当校ではN氏が立ち上げた児童生徒管理システムを使用。児童生徒管理のデータベース、同報送信、図書管理が1つになっていて便利。同報送信システムは音声、テキスト、Eメール送信が可能。 ⇒(※本システムは複数校で利用していることが判明)/当地には地震があり、携帯が使えなくなったときに一番良いのがテキストメッセージだった。音声よりテキストの方が良いのでは。/音声は日本語か英語を選ぶ方式。テキストだと事前にメッセージを登録することができる。/業者には個人情報を渡すことになるので、理事会を通してきちんと契約をする必要がある。
  • 当校では同報システムを毎週使用しており、とても便利。2年後にはシステムの入れ替えを予定(約6百万円)。
  • 当校では保護者のクラス委員がボランティアで作ったシステムがある。当番管理メニューなどもあり、とても便利。
  • 補習授業校全体で一緒にシステムを作らないか。補習授業校でお金を出し合い、開発を依頼することが可能かも。管理したいものは一緒のはず。 ⇒開発するには膨大な時間もお金もかかる。基本が同じものを共有したほうが良い。
  • IT開発にはお金がかけられない。無料のものがあるので、それらを見つけてやるしかない。 ⇒Google Educationが良い。ただしできることが限られる。/Google Schoolという無料の管理システムを使っていたことがある。
  • 児童生徒管理データについては、保護者から直接入力(登録)してもらいたい。 ⇒当校では保護者に入力を依頼し、最後に事務局が全てチェックしている。 ⇒当校では、例えば食物アレルギーのデータをきっちり入力してくれない。実際問題が起きたら保護者の責任とも言えるが、あってはいけないことだから、結局事務局が入力している。
  • 当校はペーパーレス化をして、学校便りなどもホームページで確認してもらうようにしているが、1〜2割しかアクセスがない。同報通信を使って送ろうかとも考えるが、甘やかすことになるとも思う。 ⇒当校も両方だが、宿題もアップして欲しいと言われる。次の段階で考えているのが、宿題も個人ごとにチェックできるシステム。

以上