海外学校関係者の方
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在外教育施設事務長会議 2015年度開催内容 分科会B-欧米地区・補習授業校<8月7日(金) 8:40-10:10>
地区および現地政府特有の課題について
- 教育委員会は対応が常に一律で、校舎リース金額等の交渉が全くできない。
- 紙に出てこないレベルでの交渉はある。
- チャータースクールを借りているので、学校と直接交渉している。
- 現地校を借りているため校長と交渉していたが、校長が代わり方針が変わってしまった。
- 州政府がレートを決めている。ただし、校長や副校長との交渉は多少できる。
- 永住予定者が大勢いるため、授業の内容をどうするかで頭を痛めている。小学4年生ぐらいで約半分の児童が退学してしまう。6年生までいくと中学まで、中学まで行くと高校に繋がる。高校生は30人ぐらいいるが、学校に対する忠誠心が強い。その子たちは高校を卒業しても繋がり、さらに輪を広げていっている。小4〜6を乗り越えれば続く可能性が高いのでがんばってほしい。
- 日本政府の方針で、帰国を前提とする子ども向けの授業にしなくてはならない。願わくば、政府にもう少し融通をきかせてもらい、日本の味方、日本びいきのアメリカ市民を作るための資金も投入してもらいたい。
- クラス別ではなく、同じクラス内で難易度の違う学習(作文など)をし、一定の成果をあげている。ただし、そのような指導をするには、入念な授業準備が必要で、先生にも高いスキルが必要。講師謝金補助をしてもらえると、もっと良い補習授業校ができると思う。。
- 国語に特化したクラスも作ったが、結局8年で廃止する予定。理由は区別が差別(あそこはできないクラスという周りの目)に繋がった。。
- 中より上のレベルの学習を目指してコアカリキュラムを作っている。 子どもたちを全員引き上げることを目的としている。低学年でレベル別にしても、中学部では統合されてしまうので意味がない。
- 日本からスペシャリストを呼んで講師とのミーティングを重ねながら、永住者も積極的に参加できる小学校社会科カリキュラムを作り始めている。
- 子どもたちのレベル差がずっと課題。土曜日の4時間のうち、2時間は日本の読み、あとの2時間は日本語検定・漢字検定を行う予定。今、一人の先生が日本で、検定を目指した授業の講習を受けている。
- 今までは、あまりにも低いと思ってやっていなかったが、今年は学力テストを実施した。
- 小3〜4年から学力をあげて中学部に繋げるには、親がどれだけやらせるかにかかっている。このため、先輩保護者に「小学校高学年の乗り切り方」「中学部・高等部の乗り切り方」について聞くイベントを行っている。「親が腹をくくって「勉強はするものというスタンスをくずさないことが大事」と言っている先輩保護者が多かった。
- 高等部卒業生(大学生)が在校生向けにやるイベントもある。
- 高校生になるとアイデンティテイークライシスがあり、また自分は日本人だという意識も強くなる。同じ境遇の友人との時間はとても大事。
- 日本でも外国人の散在地区などで、同じクラスの中で外国籍の子をサポートするようなカリキュラムを研究している。将来、補習授業校でも役立つかもしれない。
- グローバル人材とは、外から日本を見た子どもたち(永住組、帰国組両方)だと感じている。
- グローバル人材とは、外から日本を見た子どもたち(永住組、帰国組両方)だと感じている。
- 一時期は、経営のために誰でも受け入れたが、今は人数が減るのも覚悟してスクリーニング制度を取り入れている。日本で通用する学力を目指す学校であることを明確にした。
- 幼稚園では先生の話を日本語で聞けること、小学部では、宿題は親が見ることが前提。
- 国語と算数の入学試験を行っている。50%以上の点で合格。不合格の場合、3か月後に再トライする児童生徒もいる。進級テストもあり。
- 入学試験等はなく、面接だけ。
- 進級には、出席日数基準がある。
- 補習授業校に入れない子どものためには、日本語でのスムーズな会話を目的とする別の学校がある。
- 幼稚園から小学部は、一度受け入れた子はなるべく落とさないようにしている。
- 1年までは学年を落とすことを認めるが、基本は学齢相当のクラスに入れる。
- 副教材は、漢字のドリルしか配っていなかった。
- 必須のものと選択性(買っても買わなくても良い)のものと両方ある。
- 小学部は漢字・算数ドリル、国語・算数テスト、書写の練習/中学部は国語入試、文法練習ノートを購入した。漢字、日本語検定を全員に受験させ、習熟度を把握するための準備をしている。
- 使っているが、選択は先生に任せきり。
- 高等部までそれなりにそろえている、校長、教頭が決める、2〜3種類。
- 教材費は定額でもらっている、保護者会がまとめて購入、ペイパルで払ってもらうなど様々。
- 負担金額は、1学期は100ドルぐらい、2・3学期は30ドルぐらい。
- CRTテストをやっている。個別面談で資料を提示しながら、ここを強化しましょうとアドバイスをすることもある。採点は1か月以内に日本から返ってくる。
- 日本語力検査を今年から本格的に導入、来年は中学部の進学可否判定に使う予定。
- 地域のお祭りのブースに参加したり、子ども神輿担ぎに参加したりしている。
- 子ども達を通してオープンハウスに現地校の先生を招待する。現地校の教師は、現地校では内気な子が補習授業校ではとても活発なのに驚くことが多い。
- オープンハウスで授業を見てもらった後に、書道教室などをやっている。
- 半日のオープンハウスでは、前年に日本研修に行った先生に経験を話してもらっている。。
- 借用校の方々を、もちつき大会に招待している。
- 現地交流ではないが、東北被災地の子どもを呼び寄せる団体に協力をして交流を図っている。
- 土曜日に自分の時間がつぶれるのを嫌がる現地校の先生が多く、やめた。
- 運動会に現地校の児童生徒を呼び、一緒に競技をやっている。
- 初春の会に、現地で日本語を勉強している学生を呼んでいる。
- 在外公館のパーティーに現地校の先生も呼んでいただいている。
- 日系アメリカ人の会合に、補習授業校教員が参加している。