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「未来世代協創プロジェクト」 第1回 Identity Forum 〜「自分らしさ」って何?〜開催しました(海外子女教育振興財団)2024.10.31

公益財団法人 海外子女教育振興財団「未来世代協創プロジェクト」

第1回 Identity Forum 〜「自分らしさ」って何?〜

10月31日、元外交官で京都国際会館館長も務められたことのある中村順一氏を講師に迎え、「日本の感性と東洋の叡智―私の感じた日本文化の総復習(Japanese Sensitivity and Oriental Wisdom)と題した講演をオンラインで行いました。

参加の申し込みは、世界中から2000人を超えました。

中村氏は、外交官として120カ国あまりを訪問し、うち7カ国に計20年間在住した経験があります。

幼少の頃から関心を持っていた「日本の伝統文化」と「東洋の考え方」、および外務省時代に外国と関わるなかで感じたことを、小学4年〜中学3年生を対象にわかりやすく話し、大切なのは「ひとの意見をよく聞くこと、自分の意見をしっかり持つこと、自分の意見をしっかり発表すること、そして議論すること」とメッセージを送りました。

講演後は、下記等の質問が寄せられ、中村氏が一つひとつ丁寧に応えました。

「日本にルーツがなくても、自分の中に日本人らしさを発見することはできますか?」

「主体性を確立するためには、どういうことを意識すればいいのでしょうか?」

「海外にいるときは日本人であることに自信を持てるのに、一時帰国すると自分はナニ人なのか自信が持てなくなります。おかしいことでしょうか?」

終了後、学年単位で参加したジャカルタ日本人学校の小学4年生の子どもたち(写真下)から感想が届きました。

一部、紹介します。

●中村順一先生が行った外国の話や日本の「完成」している伝統文化があると聞いてびっくりした。なかなか普通では学べない経験だったから嬉しかった。話を聞いて、まず人の話を聞き、自分の意見を持つ、発表するという事が大事だということを学んだ。

●日本はこれまでに色々な、国と交流や、文化を大切にしてきていて、海外でもその文化の一つが活用されていて更に、日本も海外の文化を日本に必要とされるように変え、活用していることが分かりました。

●中村順一さんが、たくさんの質問にもたくさん答えられていて、僕もそんなふうになりたいなと憧れの存在というのが、改めて見つかったと実感しました。「道」という意味が、日本独特の文化だということが、僕が心に残りました。これまでは、自分の意見を持つことがあまりなかったため、これからは自分の意見を持っていきたいです。

●日本人が外国に行くことは珍しくないと思っていたけれど貴重な体験なんだよと言われて今、インドネシアにいることを大切にしていこうと思いました。

●今までは相手内見に賛成をしていただけで自分の意見を持っていたけど恥ずかしくて言えなかったり「反対されたらどうしよう」と思って言えなかったけど話を聞いて自分の意見を持つということは恥ずかしいことで物入と聞いて「自分の意見を持ってはっきり言ってみよう」と思った。

講演は、一定期間ご視聴可能なオンデマンド配信を行っております。

視聴を希望される方は、アーカイブ動画情報をメールでご案内いたしますので、 「JOESマイポータル」よりお申込みください(無料)。

      

■講師プロフィール

1934年 神奈川県横浜市生まれ

1958年 東京大学法学部卒業/1960年ケンブリッジ大学大学院修士課程修了

     外務省入省(〜1998年)            

     〈インドネシア公使、シドニー総領事、ベルギー大使、国際協力事業団(JICA)理事、外務省儀典長、外務省参与等を歴任〉

1998年 京都国際会館 館長 就任(〜2008年)

現  在  平安女学院大学 文化創造センター 客員教授

        国際京都学協会 副理事長

        古典の日推進アドバイザー

     財界人文芸誌「ほほづゑ」同人    

■著書 『日本の感性と東洋の叡智』(淡交社) <本書は、中学や高校の入試問題でも使われています!>

「日本には、世界に類のない、独特な感性と味わいが満ち満ちています。また、日本は、東洋の叡智が凝縮して現存する、貴重な国です。

そして、この「日本の感性」と「東洋の叡智」には、これからの世界にとって、参考になることが数多く含まれているように私には思われます。」(中村順一)

※電子版は、下記サイトにてご購入いただけます。

  ・Amazon.co.jp

  ・楽天Kobo電子書籍ストア

  ・honto電子書籍ストア

    ・紀伊國屋書店 ウェブKinoppy (kinokuniya.co.jp)

    ・電子書籍・コミックストア ブックライブ (booklive.jp)

    ・BOOK☆WALKER - (bookwalker.jp)

  ・Apple Books

※英語の書籍は、秋頃にCambridge Scholars Publishingより出版される予定となっております。

■お問い合わせ先:公益財団法人 海外子女教育振興財団 未来世代教育推進室

Email:kikaku@joes.or.jp

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