海外子女教育ニュース

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2025年度日本人学校等学校採用教員内定者等の研修を実施しました2025.03.13

海外子女教育振興財団は3月2日、日本人学校等学校採用教員内定者等に向けて対面による研修を行いました。(学校採用教員とは、日本人学校等の現地採用教員のうち本財団による支援制度を通じて採用される教員のことです。)

対面での研修は一時、新型コロナウイルスの影響でオンラインでの開催となりましたが、昨年度より対面での研修に戻り2回目の開催となりました。

内定者研修は、今回の「対面研修」と事前に視聴する「動画研修」があり、どちらもこれからの教員に求められる基本的な心構えや指導法を学べる場として、海外子女教育振興財団が毎年開催しております。今回の対面研修には、日本人学校等学校採用教員第1期募集での内定者のほか、学校が独自に採用した教員ら合計59名が参加しました。

午前の全体会では、海外子女教育振興財団の綿引宏行理事長からエールが送られたほか、東京学芸大学附属国際中等教育学校の高松美紀教諭による「授業技術の基礎」を受講しました。午後には、授業構成・運営や授業づくりに生かせる指導方法といった基本を身につけるために、それぞれが希望する教科等(国語/算数・数学/社会/理科/特別支援/道徳/外国語(英語)/音楽/養護/幼稚部)に分かれてのワークショップに臨みました。

各グループ現職の教師や大学・大学院の教授らが講師となって、きめ細かなサポートが行われました。

昼食では、参加者同士楽しく談笑する場面も見られ、対面研修ならではの良さを感じる参加者たちの様子が見られました。

2025年度にそれぞれの地に赴任される先生方のこれからのご活躍をお祈りしております。

参加者から研修を通して、「様々な授業技術を知ることができたと同時に、ただ授業技術を駆使すれば良いというわけではないということも強く感じた。高度な授業技術を取り入れるということを目的とするのではなく、どのような目的のためにその授業技術を取り入れるのかということを考えられるようになりたい」、「知識を習得する授業、思考し活用していく授業の2つに分けると考えやすいと感じた。授業中の意図をもった机間指導や、授業での児童生徒の話し方聞き方を指導することなど、学んだことを実践したい」、「いっしょに赴任する人たちと交流し、不安や疑問を共有することができて心強く思った。実りのある素晴らしい研修になった」などの声が寄せられました。

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