海外子女教育ニュース

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「日本人学校における特別支援教育に関するオンライン合同研修会」を開催 (海外子女教育振興財団)(2022年12月号)2022.11.21

11月5日、海外子女教育振興財団(JOES)はおもに在外教育施設の教員等を対象に「日本人学校における特別支援教育に関するオンライン合同研修会」を開催した。事前の申し込み者数は約100人。研修会の様子は後日、オンデマンドでも配信される予定。
はじめにJOES事業部の葭和宣次長があいさつに立ち、続いて長野養護学校に勤務し、国立特別支援教育総合研究所の特任研究員でもある青木高光氏が「日本人学校における特別支援教育の充実に向けたICT活用」と題した講演を行った。
次に、横浜市立日野中央高等特別支援学校教諭の田中拓也氏が「特別支援教育の充実に向けた自立活動の指導の実際─自己理解と進路指導を切り口に─」をテーマに実践報告し、元国立特別支援教育総合研究所総括研究員で徳島視覚支援学校教頭の廣島慎一氏が「日本人学校における特別支援教育の充実」に関してアドバイスを行った。
その後、日本人学校における特別支援教育の支援体制の構築について、北京日本人学校長の細野輝彦氏、ハノイ日本人学校長の明石清二氏、元フランクフルト日本人国際学校長で東京都教育庁指導部特別支援教育指導課非常勤職員である佐々木啓治氏が、それぞれ思いを語った。
終了後、研修会を企画したJOESの職員は発表した先生がたに感謝のことばを述べるとともに、「日々の教育活動に役立つアイディアや工夫をたくさん紹介していただいた。先生がたが『取り組む』きっかけになれば幸い」、「『特別支援教育』はもとより、教育全般に通じる大切な視点や考え方をご教示いただいた。日々の指導・支援に大いに生かしていただけるものなのではないかと感じている」と話した。
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