海外子女教育ニュース
2022年度「BMCN」年次大会のパネルディスカッションで海外子女教育振興財団(JOES)の綿引理事長が問題提起(海外子女教育振興財団)(2022年12月号)2022.11.21
10月22日、バイリンガル・マルチリンガル子どもネット(BMCN)の2022年度年次大会の一環として、去る6月に国会で承認された「在外教育施設における教育に関する振興法」と今後の施策について議論するパネルディスカッションが開催された。
19年に法制化された「日本語教育推進法」に加えてのこのたびの振興法、多言語環境で育つ子どもの教育の振興に関する施策について、さまざまな角度から意見が交換される貴重な機会となった。
はじめに衆議院議員の中川正春氏があいさつに立ち、続いてJOESの綿引理事長が「在外で学ぶ子どもたちは、日本の将来のコモンセンスを創造する原動力である」という情熱をのせて「グローバル人材/グローバル教師とは? 海外子女教育振興財団が描く未来像」と題した問題提起を行った。振興法が成立した背景や今後目指すべき海外子女教育の姿について具体的に抱負を語ったほか、このたびの振興法では対象外になっている領域の子どもたちも網羅すべく、改正振興法に向けてJOESが調査・実施・進行しているプロジェクト等についても説明した。
それを踏まえ、中島和子氏(BMCN会長)がバイリンガル・マルチリンガル教育の立場から、フックス清水美千代氏(欧州日本語教師会継承語ネットワーク代表)と櫻井恵子氏(韓国継承日本語教育研究会代表)が海外継承日本語教育の立場から、また小貫大輔氏(東海大学教授)が国内のブラジル学校等「外国学校」の立場から、それぞれ発表して思いを語った。
事前に、さらにチャットで世界各地から振興法に対して寄せられている感想や意見、質問も紹介され、「世界中でこんなにも多くの人たちが日本と海外にルーツを持つ子どもたちを応援している!」と感じさせられる熱いひとときだった。
19年に法制化された「日本語教育推進法」に加えてのこのたびの振興法、多言語環境で育つ子どもの教育の振興に関する施策について、さまざまな角度から意見が交換される貴重な機会となった。
はじめに衆議院議員の中川正春氏があいさつに立ち、続いてJOESの綿引理事長が「在外で学ぶ子どもたちは、日本の将来のコモンセンスを創造する原動力である」という情熱をのせて「グローバル人材/グローバル教師とは? 海外子女教育振興財団が描く未来像」と題した問題提起を行った。振興法が成立した背景や今後目指すべき海外子女教育の姿について具体的に抱負を語ったほか、このたびの振興法では対象外になっている領域の子どもたちも網羅すべく、改正振興法に向けてJOESが調査・実施・進行しているプロジェクト等についても説明した。
それを踏まえ、中島和子氏(BMCN会長)がバイリンガル・マルチリンガル教育の立場から、フックス清水美千代氏(欧州日本語教師会継承語ネットワーク代表)と櫻井恵子氏(韓国継承日本語教育研究会代表)が海外継承日本語教育の立場から、また小貫大輔氏(東海大学教授)が国内のブラジル学校等「外国学校」の立場から、それぞれ発表して思いを語った。
事前に、さらにチャットで世界各地から振興法に対して寄せられている感想や意見、質問も紹介され、「世界中でこんなにも多くの人たちが日本と海外にルーツを持つ子どもたちを応援している!」と感じさせられる熱いひとときだった。