海外子女教育ニュース
オンライン講演会「CLIL(クリル)アプローチによる小学校英語授業の実践」を実施 (海外子女教育振興財団)(2022年9月号)2022.08.24
海外子女教育振興財団は、昨年、日本人学校出身の小学5・6年生を中心としたグループを対象に、英語の「CLILワークショップ(全8回)」を開催した。
その経験を踏まえ8月9日(火)、児童英語教育に興味のある人を対象に、上智大学言語教育研究センター教授の逸見シャンタール氏との協働のもと、「CLIL(クリル)アプローチによる小学校英語授業の実践」講演会をオンラインで行った。
CLIL(Content and Language Integrated Learning)とは内容言語統合型学習のことで、付加言語(日本では英語である場合が多い)を使用して内容(Content)・言語(Communication)・思考(Cognition)・ 文化(Culture)の4つのCをとり入れてカリキュラムおよび授業を展開していく。
協働学習と異文化理解を重視した教育である点も特徴で、思考力を育むことはCLILの重要な柱である。
今回は、「クリエイティブかつ児童の積極的な学びにつながる授業」の実践と解説がおもな内容で、小学校の英語検定教科書『New Horizon Elementary 6』のUnitを一つ抽出し、「主体的・対話的で深い学び」に役立つアプローチを中心に進められた。
国内外から参加したのは約200人。「現地なまりの英語にならないようにするにはどうしたらいいのか」「英語のレベル差が激しいなかでの授業はどうすればいいのか」「日本語と英語をどんなバランスで授業を行えばいいのか」「日本人の子どもにCLILがフィットする教科はあるか」「授業中、子どもがイエス・ノーを答えられずに黙ってしまうことなく、自然な会話ができるように進めるにはどうしたらいいか」「身近な外国語から子どもが英語を覚えていくことについて、どう思うか」などの質問が多数あった。
逸見シャンタール氏はその一つ一つに丁寧に答えるとともに、間違いであったとしても子どもの発言を否定するのではなく、その発言内容を受け入れ、皆でいっしょに考えて知識を構築していくことが大切だと笑顔で話した。
その経験を踏まえ8月9日(火)、児童英語教育に興味のある人を対象に、上智大学言語教育研究センター教授の逸見シャンタール氏との協働のもと、「CLIL(クリル)アプローチによる小学校英語授業の実践」講演会をオンラインで行った。
CLIL(Content and Language Integrated Learning)とは内容言語統合型学習のことで、付加言語(日本では英語である場合が多い)を使用して内容(Content)・言語(Communication)・思考(Cognition)・ 文化(Culture)の4つのCをとり入れてカリキュラムおよび授業を展開していく。
協働学習と異文化理解を重視した教育である点も特徴で、思考力を育むことはCLILの重要な柱である。
今回は、「クリエイティブかつ児童の積極的な学びにつながる授業」の実践と解説がおもな内容で、小学校の英語検定教科書『New Horizon Elementary 6』のUnitを一つ抽出し、「主体的・対話的で深い学び」に役立つアプローチを中心に進められた。
国内外から参加したのは約200人。「現地なまりの英語にならないようにするにはどうしたらいいのか」「英語のレベル差が激しいなかでの授業はどうすればいいのか」「日本語と英語をどんなバランスで授業を行えばいいのか」「日本人の子どもにCLILがフィットする教科はあるか」「授業中、子どもがイエス・ノーを答えられずに黙ってしまうことなく、自然な会話ができるように進めるにはどうしたらいいか」「身近な外国語から子どもが英語を覚えていくことについて、どう思うか」などの質問が多数あった。
逸見シャンタール氏はその一つ一つに丁寧に答えるとともに、間違いであったとしても子どもの発言を否定するのではなく、その発言内容を受け入れ、皆でいっしょに考えて知識を構築していくことが大切だと笑顔で話した。