海外子女教育ニュース

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第66回グローバル化社会の教育研究会開催(2018年11月号)2018.10.17

10月5日、66回目となる「グローバル化社会の教育研究会」が東京都立白旛高等学校附属中学校(東京都台東区)で開かれ、教育関係者を中心に約20人が参加した。
中学1・2年生が在籍する東校舎の授業を見学したほか、同校の田中幸徳副校長が「都立中高一貫校の新たな展開 帰国生入試や多文化授業」をテーマに話題提供を行い、意見を交換し合った。
東京都立白旛高等学校附属中学校は今年で130周年を迎える。2005年に全国の公立学校で初めて中高一貫校となった。
1学年あたり、中学校は四学級、高校は6学級。都内全域からの受検が可能で、2018年度から中学校において海外帰国・在京外国人生徒枠入試が設定されている。初年度となる今年、同枠での入学者は外国籍生徒1人を含む24人で、滞在国は20カ国に及ぶ。
訪問当日、参加者はまず午前中の二時間、中学一・二年生の各クラスの授業を見学した。英語ではレベル別に外国人講師による少人数指導が行われ、音楽では日本の伝統文化を継承している同校ならではの三味線の授業が公開された。いずれの授業でも生徒参加型の活発な発言が見られた。
その後、同校の善本久子校長があいさつに立ち、同校の伝統や沿革に触れ、「多様性の尊重を基盤に、国際的な『競争』と『協働』の両方ができる人材の育成」を目指していると述べた。
続いて、田中副校長が本年度から本格的に始まったグローバル人材育成のための取り組み等について具体的に説明。「開拓精神」を教育理念に、国際色豊かな環境で英語や理数教育、国際交流等に力を入れていると話し、英語教育推進校、オリンピック・パラリンピック教育アワード校、国際交流リーディング校、海外学校間交流推進校に認定されていると紹介した。来年度から中学校でも2年生以上で第二外国語の授業を行う予定だ。
参加者からは「教師と生徒が真剣に取り組んでいる様子が伝わってきた。今後が期待される」「2つの校舎を上手に使い、全学年によい緊張感を持たせている」等の声が聞かれた。
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