海外子女教育ニュース

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外国語保持教室で夏のイベントを実施(海外子女教育振興財団)(2018年10月号)2018.09.14

海外子女教育振興財団の外国語保持教室は、有志の受講生を対象に、白山麓サマーワークショップを7月22日から25日まで、三菱東京UFJ銀行への見学ツアーを8月3日に、オーストラリアでのスタディーツアーを7月29日から8月7日まで行った。
本財団の外国語保持教室は、海外で身につけた語学力の保持を目的として、小学校2年生から高校3年生までの帰国子女を対象に開講している。
●詳細は、HPをご参照ください。
URL: http://www.joes.or.jp/foreign/


■白山麓サマーワークショップ
今回、初めての試みとして、本財団と国際高等専門学校(以下、ICT)は、ICTの白山麓キャンパスにて4日間英語漬けの宿泊型ワークショップを行った。
参加したのは、小学5年生から中学3年生までの32人。授業はすべてICTの教師が英語で行い、参加者は「『Design Thinking』の手法を用いて2020年の東京五輪に関する英文パンフレットを製作する」という課題に取り組んだ。
「Design Thinking」とは、モノやサービスの使用者の立場で課題を探り、解決策を発想し、カタチにしていくというもので、そのプロセスを通してよりよいモノやサービスをつくり出していくことをねらいとしている。
参加者たちはICTが用意したきめ細やかなプログラムや、わかりやすい授業にすぐに引き込まれ、自由時間も自発的に課題解決に取り組む姿が多く見られた。
終了後、参加者からは「よい刺激をたくさん受け、自分の世界が広がった。友達と話し合いながら架空の相手に喜んでもらうプランを企画するのはとても楽しかった」等の感想が寄せられた。


■三菱UFJ銀行を見学
6年前から、「海外で外国語を習得した帰国生に、キャリアを考えるきっかけにしてほしい」との趣旨で、企業の厚意で見学会を実施している。今年は中学生と高校生合わせて18人が、昨年に続き社会貢献活動に積極的に取り組んでいる三菱UFJ銀行丸の内本館(東京都千代田区)を訪問した。
プログラムは「グローバルな視点や外国語力が求められる銀行の仕事について学ぶ」ことを目的に、英語と日本語を使い分けながら行われた。まずは都市銀行が果たす国内における役割から国際展開に至るまでの多岐にわたる業務に関する説明を受けたのち、職場を見学した。行内でも立ち入りが制限され厳重に警備されている保管庫では、参加者たちは緊張しながらも興味津々。新入行員研修の一貫である「札勘」では、模擬紙幣を手にして真剣に取り組んでいた。
続いて外国人の執行役員が講話を行い、グローバル企業でどうキャリアを積み上げてきたか、経験を話した。参加者から「銀行はAIに乗っ取られるのか」との質問が挙がると、「最後は人」と笑顔で答え、参加者たちの目が輝いた。
さらに海外経験のある行員たちによるパネルディスカッションも行われ、参加者たちは銀行で働くことの醍醐味や海外経験がどう生きているかなど、「先輩」たちから具体的な話を聞き、何度もうなずいていた。
その後、行員食堂での昼食を体験。全日程を終えた参加者の顔には充実感がみなぎっていた。


■JOES Study Tour 2018 in Rochedale
6年前から、「海外での生活や語学の感覚を取り戻させること」「今後の語学学習に刺激を与えること」「英語を使う楽しさや語学が自分の宝ものであることに気づかせること」を目的として行っている。
昨年同様、ホームステイしながらブリスベン郊外にある公立小学校Rochedale State Schoolに体験入学を行うプログラムに、今年は小学4年生から中学1年生までの20人が参加した。
学校に到着すると参加者たちから、トイレ専用の建物があることやランチやお菓子を買える売店があることなどに驚きの声が上がった。授業には緊張しながらも楽しんで取り組む姿が多く見られた。
午前中には30分のおやつ休憩があるが、参加者たちはホストファミリーが用意してくれたおやつを急いで食べ終えると、残りの時間は現地校の友達と広い校庭を走り回って遊んだりしていた。
また学校側から参加者たちに「ワイルドライフ・レンジャー体験」のプレゼントがあり、一人ひとり動物に触れ、ヘビを首に巻いたり、ワニを抱っこしたりと、参加者たちは大興奮だった。さらにローンパインコアラ特別保護区への遠足も行われた。
ツアー終了後、参加者たちからは「英語を思い切り使った。友達がすぐにつくれてうれしかった」、保護者からは「子どもがいきいきとして帰ってきた。来年も行かせたい」などの感想が寄せられた。

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