学校会員連絡協議会
2023年度 学校会員連絡協議会(東京・2023/11/28開催)2023.12.04
JOESは11月28日(火)に、金沢工業大学大学院虎ノ門キャンパス(港区愛宕)で、JOES学校会員を対象とした「学校会員連絡協議会」を開催した。コロナにより2019年度の開催以降、東京での開催は4年ぶり。今回は通常の会場参加に加え、全国の学校会員も参加して質疑や意見交換ができるようZoomによるオンライン参加も加えたハイブリッド開催で行った。
本会は、協議テーマについて参加者間で意見・情報交換を行い、各校の課題や問題点、成功事例などを共有して対応策等を協議することにより、 各校の帰国生受け入れの取り組みや教育活動等に役立てていただくことを目的としている。
今回のテーマは「コロナ禍から現在における帰国子女受け入れについて」とし、当日は会場参加は41校52名、オンライン参加は18校23名の合計59校75名にご参加いただいた。
はじめにJOESの綿引宏行理事長があいさつに立ち、日ごろの支援に感謝するとともに、現在海外で学ぶ子供たちは次世代を担い、我が国の成長と社会のコモンセンスを形成する貴重な人財として大変期待されており、この子供たちが帰国した後、国内でどういう教育を受けて力をつけて行くのかは大変重要である。宝の山といわれる海外で学ぶ子供たちが皆様の学校で大きくその力を伸ばし、社会へ巣立っていけるよう引き続き支援をお願いしたい旨発言があった。
続いて、株式会社アイエスエイの取締役である平田敏之氏より、「コロナ明けのグローバル教育の現状」と題した講演を行った。
続いて、事例発表&パネルトークを行った。今回は会員校を代表して、佼成学園中学校・高等学校、国際高等専門学校、同志社国際中学校・高等学校の3校にパネリストとして参加いただいた。
コロナ禍から現在における学校運営や受け入れ状況と、海外への校外学習や留学事情について、スクリーン投影や画面共有した資料にもとづいて各校より事例発表が行われた。事例発表後には司会より会場の参加者に向けて関連する質問がなされ、参加校全体での対応状況も共有された。
また、JOESからは教育アドバイザーより、最近の教育相談の事例から、赴任前や滞在中、帰国後におけるお子さんの状況や、コロナによる渡航延期や緊急帰国等による影響なども紹介された。
講演と事例発表に関する質疑応答も行われ、JOESの教育アドバイザーからは、高校3年生の編入可否および受入可能時期や、海外における小学6年生相当の学年が未修了であるお子さんの受け入れ状況等について、会場参加の学校とともに対応状況の確認を行った。
最後にJOESより2024年度の実施予定事業として、国内および海外で実施している学校説明会・相談会の日程ならびに場所、申込時期について説明を行った。また、国内外の受け入れ校情報の検索・情報提供の新たな方法としてWEBシステムを2024年度内に実施する予定であることも併せて発表された。
協議会後は第2部として、情報交換・懇親会が行われ、参加者ならびに講師、オブザーブ参加していた企業相談員が互いに名刺交換や情報交換・共有する等して終了自校まで親交を深めていた。