国内学校(帰国子女受入校)関係者のみなさま

学校会員連絡協議会

2019年度 第4回学校会員連絡協議会(大阪・2019/12/12開催)2020.02.03

海外子女教育振興財団は12月12日に毎日インテシオ(大阪市)で、本財団の維持会員である帰国生受け入れ校の関係者を対象に学校会員連絡協議会を開催した。

「最近の海外子女、帰国子女の教育相談傾向と今後の帰国児童・生徒の受け入れについて」をテーマに、25の学校等から33人の参加があった。

同会は各校の受け入れ体制をさらに魅力的なものにしていただくための情報交換の場として、毎年、それぞれにテーマを決めて行われている。

はじめに、本財団の職員が日ごろの支援に感謝を述べたのち、リロ・パナソニック エクセルインターナショナル株式会社海外子女教育相談室の糀秀章氏が「パナソニックの海外勤務と海外子女教育相談対応について」と題した講演を行った。

糀氏は、海外勤務時の教育に関して考慮すべき点に、@保護者の明確な教育方針・計画策定A海外赴任者の帰国時期の明確化B赴任先の教育事情C子どもの年齢・適性・適応力・希望・将来の進路(夢)を挙げた。さらに赴任前の相談に関しては、母語と、帰国後を見据えた教育計画の大切さ、そして海外での豊富な現地体験こそが大きな財産になるということを伝えるようにしていると話し、受け入れ校に対し、@滞在国の教育制度のフレキシブルな解釈A受験日程をよりフレキシブルにB入学後の適応状況の個別把握とそのフォローC海外での学校説明会や海外入試の実施 を要望した。

次に、本財団関西分室の橋本芳登教育相談員が相談内容の傾向について、海外子女や帰国子女の人数や、地域別の通っている学校種等の現状を含めて発表した。

帰国時の相談で多いものとして、「帰国枠」「海外の教育機関からの学校選択」「適応」「語学力の保持」等を挙げ、受け入れ校に対して、帰国生の学力・生活面への支援や海外で身につけてきた資質や能力の保持伸長、教育課程未修了の場合および編入学の時期や学年への配慮等の柔軟な対応と、保護者への支援と連携の必要性を呼びかけた。

続いて、関西学院千里国際中等部・高等部教頭の田中守氏が「帰国生徒の受け入れ体制の模索」と題した講演を行った。千里国際学園は「帰国生徒と一般生徒、外国人生徒が共に学ぶ新国際学校」として1991年に開校。以来、帰国生の受け入れ専門校として試行錯誤してきたと話し、現在の編入制度や選抜方法に関して説明した。

さらに、多様な生徒に対応するための具体的な取り組みについて紹介したほか、帰国生が持つ「海外での生活経験」のポテンシャルに期待を込めた。

会場からは「フレキシブルな受け入れを進めるには中高大のいっそうの連携が必要。また大学は企業との接点をどのように持つかが課題」等の感想が寄せられた。


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