国内学校説明会・相談会
2023年度 「帰国生のための学校説明会・相談会(名古屋)」開催報告2023.08.08
7月25日(火)に名古屋市の「ウインクあいち」にて約4年ぶりに会場開催を行いました。
猛暑の中、当日は開会より多くのご家族にご来場いただきました。誠にありがとうございました。
受付開始後、2階大ホールではJOESの鈴木教育アドバイザーによる講話「帰国後の学校選択について」では、小・中・高校の各就学形態別に帰国後の学校選択について説明するとともに、愛知県を中心とした中部地区における帰国子女受け入れの状況や、愛知県および名古屋市の公立高校の編入学試験に関することなどについて約30分間お話しました。
引き続き大ホールでは、大妻女子大学・同大学院教授で言語学博士でもある服部孝彦氏による特別講演「言語習得における年齢要因:海外子女はなぜ英語習得に成功するのか」を行いました。
JOESの外国語保持教室アドバイザーも務めている服部氏より、海外子女の言語習得における臨界期や海外子女が第二言語習得論からみて、いかに恵まれ環境で英語を習得しているのかについて、学術研究に基づきながら解説。子どもたちが海外で身につけた英語力の帰国後の保持の大切さについてもお話いたしました。
どの講話・講演でも真剣な表情で視聴されている保護者の方々が多くみられました。
その後、大ホールでは「外国語保持教室無料デモレッスン」が行われました。
5階小ホールでは参加39校・団体による個別ブース相談会が行われ、相談開始時刻当初より県立高校ならびに教育委員会のブースを中心に来場者が各ブースを訪れ、担当者と熱心に相談を行うご家族の様子が印象的でした。
当日は事前申込数(121件・291名)の約9割にあたる約260名のご家族等にご来場いただきました。
中には、本会当日に帰国したばかりでセントレア国際空港から直接会場にお越しいただいたご家族も複数いらっしゃいました。
事前申込によると、ご来場者の状況は、全体の半数が「海外滞在中/一時帰国」、3割が「本帰国済み」、そして残り2割は「これからご出国予定」のご家族でした。また、お子さんの学齢の内訳は、未就学〜小学生が5割、中学生が4割、高校生が1割でした。
来場者アンケート(一部抜粋)では・・・
・学校の様子や部活の様子を聞いたり、卒業後の進路など、聞けて良かったです。
・個別説明会で1日のうちに気になっていた学校の担当者様のお話しをいろいろ伺えたのは、大変よかったです。
・オープンキャンパスに行けず困っていたところ、今回の説明会の存在を知り、参加できたことにより大変、有意義な時間を過ごすことができました。
・出国前にまだ早いかなと思いましたが、聞いて為になる事ばかりでした。 一時帰国時や滞在中で相談できる場があるのは心強く思います。
・大学の帰国生入試については高校の帰国生枠入試などと比べて圧倒的に情報量が足りてない中で、参加大学からお話しを伺うことができ、とても満足することができました。子供も、現実的に将来を考えることができたようです。
といったご感想を多くいただきました。(アンケートへのご協力ありがとうございました)