参加者の声

子ども・保護者
浅井 蓮さん
オーストラリア在住
現地校・補習授業校 中2
(肩書、所属校、学年は2023年3月当時)

蓮さん

山中先生のお話を聞けるなんてすごく貴重な機会だと思ったので、参加を決めました。基調講演とグループワークはセットになっていると思っていたので、最初から両方参加するつもりでした。
基調講演は学校のスケジュール的にライブ視聴できなかったので、父と一緒に録画を視聴しました。3回くらいに分けて、自宅で夕方に少しずつ見ていたので、母や弟にも内容について話をしました。講演は録画でも迫力があり、特にたったひとりで研究室を立ち上げてからiPS細胞の開発に成功するまでの道のりのお話が、とても面白かったです。
グループワークは、英語・日本語どちらでもいいと思っていましたが、英語グループになりました。日本語だけの開催だったとしても、参加していたと思います。
僕の夢はプロテニスプレイヤーと建築家です。オーストラリアで生まれ育って、子どもの頃からテニスをやっています。上達するにつれてどんどん面白くなってきて、フェデラー選手のようなプロを目指したいと思うようになりました。もうひとつの夢が建築家です。モノづくりが好きで、ピタゴラ装置をつくったり、住宅や空港などの設計図を描いたりしています。グループワークのディスカッションでは、自分の夢でどのように人を助けることができるのかを話し合い、みんなから意見をもらいました。今まで自分では考えていなかった意見がたくさん出て、「建築ってこんなことにも役立つんだな」と、改めて建築家という仕事の良さを認識しました。
同じグループにはマーケッターになりたいという中学生がいたのですが、最初その職業の名称を聞いただけでは内容がわからずに「それ、なんだ?」と驚きました。世の中には知らない仕事があるんだなと思いました。うちのグループは中学生ばかりで、ディスカッションはすごく活発というわけではありませんでしたが、みんな落ち着いて議論ができていたと思います。
次回も機会があれば参加したいです。今回は山中先生のお話を聴けるというのが最初の大きな参加動機でしたが、次は違う先生のお話も聞いてみたいし、またディスカッションもしてみたいと思います。改めて考えてみると、大きなチャンスだった、自分は恵まれていると思いました。ふたつの夢に向かって、テニスの練習も、勉強も頑張っていきたいです。

父 朗さん

補習校から保護者宛てに開催案内のメールが送られてきて、Davos Nextのことを知りました。いい経験になりそうだと思って「参加してみたら」と勧めました。
基調講演は一緒に見ました。山中先生はもっと堅くて恐そうな方なんじゃないかというイメージを勝手に持っていたのですが、実際は本当に穏やかな雰囲気で、子どもたちにやさしく語り掛けていらっしゃいました。
蓮は、グループワークの日には自分の用事をさっさと済ませて、ディスカッションに備えていました。ワークシートへの記入も、楽しんでやっていたようです。9月から12月まで、グループワーク優先の生活をしていました。
夢は、何であれ持つこと自体が素晴らしいです。まだ13歳なので、ふたつの夢を追いかけてもよいし、勉強だけ、あるいはスポーツだけに偏るのではなくて、バランスも良いと思っています。どちらも本当に頑張っていますし、本人が夢を叶える努力をしているのなら、親は応援するしかないですよね。モチベーションをあげるような声かけをしたり、時間を最大限とれるようにサポートしていきたいと思っています。
今回、せっかくDavos Nextでつながったのですから、子どもたちが、今後もその関係を保てるようなネットワークや場所があればよいですね。