海外学校関係者の方

教育活動等援助 過去の援助実績

ワルシャワ日本人学校(平成19年度)

(1)学校名 ワルシャワ日本人学校
(2)責任者名 校長 工藤芳晴
(3)担当者名 石上直彦(財団担当)、稲葉高広(伝統文化教育担当)
(4)事業の名称 伝統文化教育推進のための和太鼓演奏
(5)事案の概要 本校では次世代を担う子ども達の日本の伝統文化に対する関心や理解を深め、豊かな人間性を育むことや日本及び諸外国の伝統芸能、生活習慣、生活文化などに関する継承、学習、交流を通して、多様な文化の固有の価値を理解し、それを基礎として、地球市民としての教養、態度、人間性を身につけることなどを目的とした伝統文化教育活動を推進してきた。学習発表会での演奏をはじめ、各国大使館後援の国際女性グループ総会での演奏やプウォツク市民族舞踏団との交流において演奏披露をしてきた。
本年度予算案作成時点では、長胴太鼓の修理で十分対応できる見込みで、新規に購入する必要がなかったが、児童生徒数の増加により太鼓の数が足りなくなったことと、日ポ国交回復50周年記念の式典等への和太鼓演奏出演依頼を受けたことを機に、和太鼓の数を増加することで限られた時数の中で全ての児童生徒が和太鼓に触れ、円滑な指導・体験ができるようになるという理由から和太鼓を新規購入することになった。
さらには和太鼓そのものを理解してもらい、国際交流のツールとなるように今回は現地での作成に挑戦した。ヨーロッパやアフリカの民俗楽器を手がける楽器制作者のラファウ ヴェソウォフスキさんに依頼をし、和太鼓を製作するのが初めていう中で何度も話し合う機会を持って製作を進めてきた。この結果、本邦のものとほぼ同等の和太鼓を作成することができ、児童生徒には多く和太鼓に触れる機会ができた。また、日ポ国交回復50周年記念行事として開かれた「第32回ジャパンウィーク」のオープニングでは各界の代表者が見守る中、和太鼓演奏2演目、舞踊表現2演目に出演させてもらうことができた。この様子は新聞各社、テレビなどで報道されポーランドの方々への日本文化紹介のみならず、児童生徒たちの忘れ得ぬ思い出も作ることができた。 1月にはワルシャワ大学生との交流を計画していたが、日程や内容の調整が難航したため、今年度は実施が不可能となった。来年度以降も多くの機会を利用して、伝統文化教育と国際理解教育の推進に当たっていきたい。
(6)実施時期 2007(平成19)年7月〜10月完了
(7)経費確定額 257,475円
(8)成果物 ・児童生徒の作文
・学校便り
・記録DVD
(9)写真等

和太鼓グループ魁鼓との交流(ワークショップ)の様子1

和太鼓グループ魁鼓との交流(ワークショップ)の様子2

学習発表会での演奏の様子

「第32回ジャパンウィーク」のオープニングの様子

オープニング終了後、田邊大使と全出演者で記念撮影

10月29日付けジチェ・ワルシャーヴィ紙記事

10月29日付けトリブナ紙記事

現地製作した和太鼓2基

財団援助額 110,000円